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リングハーネスの新色<ポピー>に関して

先日はご紹介したリングハーネスの新色7色のうち、「ポピー」が予約段階で既に完売したようです。もともと数が少なかったこともありますが、欧米、特にイギリスならびに英連邦各国の特殊事情が要因の様です。

この時期にTVでイギリスBBCのニュース番組などを見ますと、イギリスの政治家などが日本の赤い羽根のようにスーツの襟に赤い花をつけています。この花がポピーで、実は今回リングハーネスの「ポピー」のモデルになっているんです。ハーネスの胸の部分に、通常のクリアータイプではないブラックのラインストーンが付いているのは、このポピーの花を模したデザインで、意味があるんですね。イギリスでは、日本における8月15日のように、第一次世界大戦が終結した1918年11月11日を記念して、毎年11月11日(その日が日曜日ではない年は一番近い日曜日)に戦没者の追悼行事が行われ、この日のことを、Rememberance Day(リメンバランス・デー)と呼んでいます。

リメンバランス・デーは別名ポピー・デー(Poppy Day)とも呼ばれています。これは、第一次世界大戦の戦闘でもっとも過酷な状況だったと言われるフランドル戦線にて、激戦の後には驚くほど多くのポピーの花が咲いたことに由来しています。ポピーの種は靴でたくさん踏まれたり、塹壕を作るために掘り起こされたりすることによって発芽率が高まるため、激戦区であればあるほど、多くの花が咲き乱れたといいます。 フランドル戦線で戦っていたカナダ軍人ジョン・マックレア(John McCrae)は、次のような詩を残しています。

PoppyDay.jpg

 

「フランダースの野に」

フランダースの野に ポピーがなびく
並ぶ十字架の間、幾重にも幾重にも
そこが我らの場所だ、そして空には
ひばり達が、今も勇ましげに唄い飛ぶ
地上の銃撃のさなか、聞かれることのなかった唄を
我らは死人だ。つい先日まで
我らは生きていた、夜明けを感じ、夕焼けを見てきた。
愛し、そして愛された。そして今、横たわっている
フランダースの野に

敵との戦いを引き継いでくれ
我々の力なき手から君たちへ投げる
ともし火を、君たちのものとして高く掲げるのだ
もし君たちが 死んだ我々の信頼を裏切るのなら
我々は眠りにつくことはない、たとえフランダースの野に
ポピーの花が咲き乱れても

この詩に共感を得た1人のアメリカ人女性が、ジョンの気持ちに応えるためにポピーの花を買い、1つは身につけて他を売り始めました。その活動がイギリスにも伝えられ、1921年からはロイヤル・ブリティッシュ・リジョンによって戦没者への募金を集めるために赤いポピーの花飾りが売られ始めました。活動は年を経るごとに盛んになり、現在では毎年多くの人々が募金活動に参加、街頭募金や戸別訪問、店のレジ前で販売、学校内の販売等、全国的な活動になっています。

こうした事情が背景にありますので、今回リングハーネスの「ポピー」が発売されるや、イギリスやカナダをはじめとする英連邦の国々では、自国の戦没者追悼の意味も込めてたくさん方がこのハーネスを購入されたのでしょう。

 

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